M&Aに詳しくなりましょう

M&Aの現状

まずはM&Aとは何か、何のために行うのか、最近はどういう傾向にあるのかといったことを押さえておきましょう。

M&Aそのものの目的については前述しましたが、売り手側にとってのM&Aとはどのようなものなのでしょうか。それは採算が合わなくなってしまった部門のリストラや事業の売却です。よく本業以外にも様々な分野に事業を展開している企業がありますが、本業以外の事業が赤字になってしまったり、将来的に不必要だと判断すると事業を売却したりして現状を打開していくという目的が売り手側にはあるのです。

売り手側にとってのM&Aの目的として次に挙げられるのが、資金についてです。当然ですが企業にとって資金は非常に重要なものです。その資金が不足してしまった場合にある部門や会社を売却することで資金を調達し、新事業を展開したり、赤字の穴埋めをしたりするのです。それから株式を売却して、その売却をした企業の参加に入ることで会社が倒れてしまうことを阻止するといった目的もあります。

売り手側にとってのM&Aの目的として、中小企業の後継者問題が挙げられます。創業者の息子や娘が後を継がない、あるいは子どもがいない、または後継者としての器を持った人材がいないという理由で廃業する中小企業が増加しています。事業が順調であれば、ただ手放してしまうのはもったいないということで、会社を売却し、後継者問題を解決し、存続させていこうという目的があるのです。